毒親との思い出 その2 ~Ctrl+A Deleteの毎日~
「毒親」という存在を知ってから、僕は母との嫌な記憶ばかり思い出すようになりました。
「ああ、こんなこと言われた」
「そういや、こんなこともされたな」
辛かった体験を思い出すことで、再び体験するような状態になってしまい、その度にひどく落ち込むこともあれば、寝れないくらいイライラしてしまう日もありました。
そんなことを繰り返し、仕事にも集中できずミスを連発してしまうことが何度もありました。
胸の中にあるこのドス黒いものをどうにか発散させようと、
PCのメモ帳に母との嫌な思い出を書きなぐってはCtrl+A Delete書きなぐってはCtrl+A Delete...
そんなことを何度も繰り返し、どうにかメンタルを保っていました。
この頃の僕は、誰かにこの悩みを打ち明ける勇気はありませんでした。
今感じている生きづらさを、親のせいにして逃げているのではないか。
母が厳しかったのは、僕が悪い奴だったから、僕が甘ったれだったから。
結局自分の欠点を向き合うのが嫌だから、母のせいにして逃げてるだけなのではないか。
そう他人に思われてしまうことがとても怖かったからです。
こういう他人を信用できない性格も、思えば母の影響があったのではと、今となっては思います。
たぶん次回からは、具体的に母と何があったのかを書くと思います。
つづく。