ゲスライフ

毒親育ちの解毒ブログ

毒親の思い出 その1 ~毒親との出会い~


僕は毒親(母子家庭)育ちです。
しかし、僕が自分の母親を「毒親」だとはっきり意識したのは割と最近です。
現在、僕はアラサーで会社員をしていますが、就職して一人暮らしを始めた頃までは母親のことが好きでした。

 

「自分が悪いから怒られるんだ。結局いつも母は正しい。」
「自分が悪いから、時々殴ったり蹴ったりしていたんだ。自分はそれだけのことをしたんだ。」
「母は僕が社会に出て負けないように厳しく育ててくれたんだ。」

 

そうやって僕は母を信じていました。

 

5~6年前、僕はある女性のブログを偶然見かけました。
ブログに登場する女性の母親の言動は、僕の母とそっくりでした。
彼女は幼少期に母親から受けた言葉の暴力で心に深い傷を負い、
母親から離れて暮らしている今でも、呪いの様に彼女を苦しめていました。
その女性は彼女の母親のことを「毒親」と呼んでいました。

これが僕と「毒親」との初めての出会いです。


そのブログの内容に衝撃を受けた僕は、スマホの検索欄に「毒親」と打ち込み、「毒親チェックシート」なるものにたどり着きました。

 

 

Q.親から暴力を振るわれることが多かった・・・・YES
Q.言動や容姿を馬鹿にされることが多かった・・・・YES
Q.その日の気分によって接し方が変わる・・・・YES
Q.他人の前で大声で叱る・・・・YES


気づくと10数個あったチェック欄のほぼすべてにYESがついていました。
当然結果は、


「あなたの親は毒親である可能性が高いです。」


「YES」をタップしている段階から、幼少期から現在までの母に関する記憶があふれ出るようにして甦ってきました。
自分の母親が「毒親」なるものに該当することへの衝撃・悲しみもありましたが、それと同時に「ああ、やっぱり」と、どこか納得している自分がいました。


それでもまだ、僕は自分の母親が悪い親だと信じることができないでいました。

 

つづく